
本校は宮崎県延岡市に位置する九州保健福祉大学の系列校として、これまで培った医療・保健・福祉に関する人材育成の経験を生かした高度な医療技術専門職の養成をめざしています。
現代社会における医療の本質は、けがや病気を治すことだけではなく、半健康状態の人々の健康レベルを向上させること、つまり健康管理を含めた予防医学にあると考えます。
東洋医学では「未病治」(病になる前に治す)という概念があり、現代のライフスタイルによって圧倒的多数を占めるに至った「半健康人」への対処法として、きわめてすぐれた考え方を持っています。

地域・社会のニーズに応える看護学科を目指して
本学看護学科においては、医師、患者、および周辺諸領域にわたる専門医療職をサポートし、またその中心的役割をも果たす即戦力となる看護師を育成することを念頭にカリキュラム等構成を行っています。

我が国の少子・高齢社会において、生涯にわたった心身の健康というニーズに対応し、医療・福祉・介護にかかるサービスの充実と、その高度な知識と技術を提供できる人材への期待は非常に高いと考えています。
また、介護保険制度の導入により、在宅における看護・介護の需要は益々高くなっており、住み慣れた地域の中での療養生活という患者ニーズに対応するためには、増加する末期がん患者に対する在宅での疼痛緩和ケアや、その他医療依存度の高い在宅療養者にも対応できる人材の確保と、訪問看護ステーションなどの対応可能な施設・機関への期待と要望は、今後益々高くなってくることが予想されます。
宮崎県内初、鍼灸学科が目指す人材育成
かつて、疾病の中心的な原因は明確な急性疾患であったものに対し、近代西洋医学は劇的な効力を発揮してきました。しかし、疾病構造の変化に伴って、その疾病の中心は生活習慣病や肝炎・気管支喘息・糖尿病などの免疫遺伝的疾患などにシフトしてきています。
明確な原因が特定できず、複雑かつ多様な病態を示すこれらの慢性疾患や心身疾患に対しては、近代西洋医学の要素分析的手法は適合しにくく、むしろ全人的・総合的な対応が求められています。このような疾病に対応できる治療法として、近年急速に東洋医学が注目を集めてきています。

このような社会的要望に応えるためにも、東洋哲学・東洋医学の生体観に関する豊かな知識と確かな技術を持ち、「心身健康の回復」に貢献できる鍼灸師の養成を行うと同時に、現代医療の一翼を担うスタッフとして、東西医学の融合に寄与できる「はり師・きゅう師」の育成を目指し、『第一鍼灸学科』『第二鍼灸学科(夜間)』の設置計画しました。
東洋医学的理念を背景に治療を行う「はり師・きゅう師」への期待は大きく、スポーツ医学・リハビリテーションの展が示しているとおり、今後益々増加するものと考えています。さらに、高齢社会の進展により複雑化する福祉ニーズに対応することは、将来の福祉サービス向上にも繋がる重要課題であると考えており、宮崎県内初となる鍼灸学科が誕生いたしました。
